夕月の本棚

新旧いろいろ、ノンジャンルで本をご紹介します

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

戦国〜江戸時代までの 「時代劇小説」お気に入りランキング

各作家1作品として、時代劇(戦国時代・江戸時代)を舞台とした、お気に入り作品をあげています。 自分勝手にランキング…といっても、好きな時代劇を10点に絞って、さらに順位までつけるなんて、けっこう無茶でした。なにしろ、好きな作品が多すぎる。池波正…

因習への“皆殺しの天使” 『シャネルの真実』

シャネルと言えば、女性の憧れのブランド。マリリン・モンローで有名な香水「シャネルNo.5」は、永遠の定番。近頃は可愛らしいトワレもいろいろ出ているし、口紅やスカーフぐらいなら、私もいくつか持っています。 しかし、残念ながら、シャネルのスーツは持…

一昔前のサッカー・コメディ 『シャンペン・シャワー』

今日はサッカーマンガです。 それも、世界的にも有名らしい、誰もが知る少年マンガではなくて、最近の人気マンガでもなく、ちょっと古い、少女マンガのコメディ。 これは当時それなりにヒットしたと思うけど、別にアニメ化とかしてないし、同世代でも雑誌の…

懐かしい時間・・・ 『はてしない物語』

思い出を掘り起こす「もの」があります。 大抵は音楽だったり、映画であったり、贈られた品だったり……。 そして、私の場合は、もう一つ加えなければなりません。「本」です。 こんなことを言い出したのも、急に秋の気配が強まった今日の空気と、大人が誕生日…

江戸の残り香・大正浪漫!!! 『天切り松闇がたり』

祖母や母の着物を今は私が着ています。 古いものも結構ありますが、中でもお気に入りは、黒地に大柄な花が描かれている着物。 私は勝手に大正浪漫な着物と呼んでいます。 買おうと思っても今では買えないデザインで、しかもアンティークでいてかっこいい柄で…

書店閉店につき、思うこと

この数年、どんどん私の周りから本屋が消えています。本屋の減少は、近頃では全国区のニュースになっていますが、本当に実感です。 この5月には、ついに最寄り駅前の本屋もなくなりました。 ……私50代、はじめて自宅の徒歩圏内に本屋がなくなったわけですね。…

ポケットに入れて旅へ 『京都世界遺産手帳』

私は一年中、京都か奈良に行きたい人間です。 いっそ、住んでしまおうかと思ったこともありますが、思いとどまっています。 なぜなら、あそこは旅するところだから。 やはり、私にとっては、日常にはしたくない、特別な土地であって欲しいのです。 ……もっと…

ルパンよりピンクパンサーより…… 『名画泥棒』

急に思い立って、オードリー・ヘップバーンの『おしゃれ泥棒』を見ました。 大好きな映画なんですよね。お気楽に見られて、タイトル通りにヘップバーンがすごく素敵。もちろん、相手役のピーター・オトゥールが超絶にカッコイイ!!! ヘップバーンは大好きで、…

プロットと画力で魅せるスリル感 『Monster』

日本のマンガって、本当に凄いと思う。 ジャンルのバラエティも豊かだし、プロットもしっかりしていて、絵もきれい…。 昨今では、小説よりマンガのほうが売れるというのも、仕方がないかな~と言わざるを得ない。日本の漫画は面白いんですもの。 しっかりし…

家で楽しむ休日に・・・ 『大聖堂』

私的に、面白い大河小説というのは、多くの共通点(私にとっての面白い条件)があります。 1.じっくり読ませて(複数巻が必要)、飽きさせない。 2.物語に関係のない描写、つまり時代背景や歴史、街や人々の説明文が、最小限で、テンポ良く読ませること。 …

はてなブログ(有料)でさくらインターネットで取得の独自サブドメインを設定する方法

ちょっと脱線というか、覚え書き。 当ブログは、さくらインターネットで取得した独自ドメインにサブドメインを追加して、それをはてなブログ(有料)に設定しています。 その開設するまでの苦労を書いておこうと思います。 私が探した限り、ネットで書いてい…

あやかし+恋愛要素 『わたしの幸せな結婚』

この1年、個人的にハードで、ちょっと大きな病気なんかもしちゃったりして、「とにかく本は楽しく」というモードです。 重めの本、“ためになる”本は、ちょっと身体が受け付けないというか……。入院中のベッドとか、病院の待合室では、濃厚な本なんて、ホント…

イマジネーションの扉・・・ 清川あさみの『銀河鉄道の夜』

『銀河鉄道の夜』を読んだのは、比較的大きくなってからでした。確か高校生ぐらい。。。 中学生には芥川龍之介やら、夏目漱石、ハイネにディケンズなどなど、結構いろいろ読みあさっていましたが、なんとなく、宮沢賢治に触れることがなかったのです。 今思…

過ぎ去りし青春を再び 『深夜特急』

10代の終わりから20代前半ぐらいの、一番元気で、輝かしい頃の記憶を呼び戻す歌や映画、そして本は、誰しも一つや二つあるはずです。それを口にすると、おおよその年齢が想像できますし、共感した時は同世代として、話題が盛りあがったりするものですね。 私…

鯔背〜いなせ〜 『鬼平犯科帳』

いつの世にも悪は絶えない・・・この言葉にうなずくアホな自分がいます。 ご存じの人も多いでしょうが、中村吉右衛門ドラマ版『鬼平犯科帳』はこの台詞から。そして、ばったばったと切っていく鬼平の身のこなしが実に決まっていて、いやなことがあった日などに…

読み続けるファンタジー! 『指輪物語』

はじめの一冊は、高校生の時に衝撃を受けた本、そして今も時にふれて読んでいる本がふさわしいと思います。 それは、トールキンの『指輪物語』です。最近では、原題の『ロード・オブ・ザ・リングス』の方が有名かもしれません。このタイトルの、ハリウッドの…

はじめまして

ワタシの本棚の一部をご紹介するブログです。 リアルな本棚は、壁一面にずらっと並んでいますが、ジャンルはいろいろ、新刊から古書まで溢れ、床にこぼれております。 その中から、ランダムに抜き出し、ご紹介していきます。 ジャンルも発刊時期もバラバラで…

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