物語に夢中
旅に本はつきものです。飛行機や電車の中で、カフェで、ホテルの夜でとかかせません。特に、一人旅、言葉に不自由する外国の夜に、もし読む本がなかったらと想像するとぞっとします。・・・私は完全に活字中毒です。 旅にあわせて、本を選ぶのも楽しい。のんび…
思い出を掘り起こす「もの」があります。 大抵は音楽だったり、映画であったり、贈られた品だったり……。 そして、私の場合は、もう一つ加えなければなりません。「本」です。 こんなことを言い出したのも、急に秋の気配が強まった今日の空気と、大人が誕生日…
祖母や母の着物を今は私が着ています。 古いものも結構ありますが、中でもお気に入りは、黒地に大柄な花が描かれている着物。 私は勝手に大正浪漫な着物と呼んでいます。 買おうと思っても今では買えないデザインで、しかもアンティークでいてかっこいい柄で…
私的に、面白い大河小説というのは、多くの共通点(私にとっての面白い条件)があります。 1.じっくり読ませて(複数巻が必要)、飽きさせない。 2.物語に関係のない描写、つまり時代背景や歴史、街や人々の説明文が、最小限で、テンポ良く読ませること。 …
いつの世にも悪は絶えない・・・この言葉にうなずくアホな自分がいます。 ご存じの人も多いでしょうが、中村吉右衛門ドラマ版『鬼平犯科帳』はこの台詞から。そして、ばったばったと切っていく鬼平の身のこなしが実に決まっていて、いやなことがあった日などに…
はじめの一冊は、高校生の時に衝撃を受けた本、そして今も時にふれて読んでいる本がふさわしいと思います。 それは、トールキンの『指輪物語』です。最近では、原題の『ロード・オブ・ザ・リングス』の方が有名かもしれません。このタイトルの、ハリウッドの…